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2018.07.23

安全な食はどこにある?可愛くて美味しいお弁当が挑む、オーガニックフードが広がる世界とは。

安全な食はどこにある?可愛くて美味しいお弁当が挑む、オーガニックフードが広がる世界とは。

現在3拠点あるSENQの中で、フードをテーマにした“SENQ京橋”に拠点を構えるSuperOrganic社。北海道や九州のオーガニック野菜の販売で得た知見・リレーションシップをもとに、“かわいくておいしい”そして”安心安全”なお弁当事業「BENTONIPPON」をスタートさせました。

どのような思いで事業を始められたのか、オーガニックフードを通してどのような世界を作っていきたいのか。代表のリカ・デリシャスさんにお話を伺いました。

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完全口コミで広がった北海道オーガニック食材の販売

――SuperOrganic社立ち上げの経緯を教えていただけますか?

デリシャス:もともとは個人事業主として北海道のオーガニックの農家さんの支援をしていました。多品種少量栽培やオーガニック、無農薬など、こだわりの強いお野菜を作っている農家さんの生産物を買い取って、関心の高い都心の方に買っていただくという事業です。

ありがたいことに業績が伸びてきましたので、さまざまな業態をまとめてホールディング化し株式会社にしたのが昨年となります。

――農家さんの支援について少し深掘りさせてください。お野菜の購入者層はどういう方が多かったのでしょうか?

デリシャス:はじめてのお客様は、「日本で安心安全な野菜をどこで買ったら良いかわからない」という、外国人ビジネスマンの奥様でした。4人の育ち盛りのお子さんがいらっしゃって、食に対して不安な思いを持たれていたのです。
もともと都心に住む英語圏出身の方のみを対象にしようとは思っていたのですが、同じ環境にあるママさんの中で口コミで広がっており、実はプロモーションはほとんどしていません。

――口コミで広がっていったのは素晴らしいですね。一方で、農家さんとはどのようにネットワークを築かれたのでしょうか?

デリシャス:農家さんも同様に、農家さん同士のネットワークで、こだわりの強い農家さんを次々とご紹介いただけました。とてもありがたかったですね。野菜を販売しながら、野菜について本当に勉強をさせていただきました。

これまでの支援事業で得た知見を活かして、より広くオーガニックフードに触れていただけるようなお弁当事業、”BENTONIPPON”をスタートしています。

満を持してスタートしたBENTONIPPON、課題は生産力のUP
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――お肉の代わりにベジミートを使ったお弁当、お米の代わりにクスクスを使用したベジレモン弁当、カラフルな農家の祝ずし弁当……。BENTONIPPONのお弁当、本当に色鮮やかでかわいいですよね。どのようなシーンでのご利用が多いのでしょうか?

デリシャス:法人さんで、海外のお客様との会食や、ファッション誌の撮影でのご利用が多いです。また、SuperOrganic社と同じ思いを持つ企業様が応援の意味を込めてまとめてご注文くださることもあります。

――特別なシーンでの利用が多いのですね。今後の目標や、事業を拡大していく上での課題を教えてください。

デリシャス:このお弁当を年間2兆円売るぞ!という目標を持っています。課題は添加物を使わずに、お弁当ならではの「ほしいときにすぐに手に入る」という良さを提供することです。もともとは法人向けの定期宅配のパッケージでサービスを予定していたのですが、日本の法人は社会責任のために弁当を注文する方が少ないという現状を学びました。また、注文数と製造数の調整が難しく、現在は1個単位の都度注文での販売の仕組みを整えています。「今から◯個持ってきて〜」という声に応えたいですね。

現在オーガニック食のシェアは1%。オーガニック食が広まった先というのはどんな世界?
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――ところで、世の中から見たオーガニック食の現状とはどんなもので、広めていくために具体的にどのようなアプローチをしていくのでしょうか?

デリシャス:実はオーガニック食というのは、食という分野において1%のシェアしかなく、それゆえに経済社会の中での注目度が低いというのが現状です。
その中でも自分たちの活動を続けることで、社会に対して徐々に影響を与えられるのではないかと考えています。

具体的には、日本国内で“有機野菜”には認証制度がありますが、“生食”には制度がありません。制度がないので、厨房を覗いて見てないと本当に安全なものを出されているかわからないのです。お弁当なんかは食材の出処や、添加物がどれくらい入っているかわかりようがありません。

BENTONIPPONはこのグレーゾーンに挑戦しています。可愛くて美味しいだけじゃなくて、安心安全なものを提供する。そして、前述の奥様たちのような「どこで本当に安全なものを手に入れられるのか」と思っている方のために、国が定める安全基準を作るための活動をしていきます。

――国の基準をクリアした食事、安心できますね。そもそも安全基準がないのかとハッとしました。御社では制度の立ち上げの提言から関わっていきたいということですね。

デリシャス:そうですね。制度づくりについて政府へ積極的に働きかけていくつもりです。
オリンピックでたくさんやってくる外国人の方々に「これなら間違いなく安全です」と言えるものを出せるようにする、これが目下の目標となります。

――日本の食事が健康だと世界中で注目されているので、おっしゃるとおり安全もしっかり保証したいですね。ありがとうございます。最後に、SENQに入居していてよかった点を教えてください。

デリシャス:大企業の会長さんなどがお仕事の合間にふらっと立ち寄ってくださることがあるのですが、これは京橋という立地でなければ有り得なかったと思います。イベントも開催できるので、現実的なニーズを直に集められることも大きなメリットです。もちろん、SENQのネットワークでサービス戦略の組み立て方や、資金調達のアドバイスがパッケージでついてくるというのはとっても魅力です。また、東京駅5分という立地は国際的な商談などでも活躍しますのでとても助かります。これから、事業がさらに成長するきっかけとなるパートナーとの出会いも期待しています。

ありがとうございました。

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(インタビュー:三國 志乃)

 

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