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2017.05.30

【開催報告】
半農半Xな働き方を農家と語る-食と農の地域ビジネス講座

【開催報告】<br>半農半Xな働き方を農家と語る-食と農の地域ビジネス講座

毎月恒例の「稼ぐ農業ビジネス塾」シリーズ。5/23は、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(通称「こゆ財団」)さま主催のイベントが開催されました。
今月の試食はライチ。宮崎県児湯郡新富町の生産農家、森さんと共に農業ビジネスを学びます。

【こゆ財団事務局長 高橋さんのご挨拶】
・新富町は、毎月様々なフルーツが取れるフルーツの町。その中でもライチは国産自体が珍しく今後のこゆ財団としても、是非推していきたい産物です。
・今日は生産農家の森さんと一緒に、ライチづくりを疑似体験して頂きたいと思います。

【宮崎県新富町ライチ生産農家 森さんのお話】
こんばんは。森です。宮崎県でライチと洋ランを育てています。今日は皆さんに、私の作っているライチの話をしたいと思います。
ライチの花は2-3月に咲きます。受粉はミツバチにさせます。ですので、ビニールハウスの中はいつもミツバチが飛んでいます。割れてしまいそうなほど完熟したライチは非常に重いです。地面につかぬよう、虫に食われないように高い位置に吊り下げて育てます。450本を3人で育てており、半日で100kgほど収穫できます。収穫シーズンは5-6月のわずかな期間です。

美味しいライチとは果汁に満ちているもの。割った瞬間果汁ではじけるほどみずみずしいものです。皆さんの知る冷凍ライチとは全く別物と思います。
ライチ栽培は父が始めました。最初は趣味のようなものでした。15年かけて試行錯誤し、中国産のものも試したが、今はタイ産の大玉ライチを育てています。
小さい品種は生産トン数が上がらないと利益が出ないので、効率的な少量生産をしていきたいと考えています。

【来場者からの質問】
会場の皆さまからの質問に対し、こゆ財団と森さんが回答しました。

Q) お父様の代でライチ栽培を始めたきっかけは何ですか?趣味で樹まで取り寄せまいと思いますが。
A) 樹自体は流通業者に頼んで植えてもらえます。栽培を始めたきっかけは温暖化に対する危機感です。ライチと併せて洋ランを育てておりますが、毎年作りにくくなっていると感じます。遮光にも工夫が必要になっています。農生産地は以前に比べて明らかに北に移行しています。北海道のお米も美味しくなっている。

Q)ライチを育てているのですが、うまく育ちません。コツはありますか?
A) ライチは接ぎ木でないと実は付きません。がっかりさせて申し訳ないですが(笑)。ライチは接ぎ木が非常に難しく、技術が要ります。この技術は宮崎県が推進しており、新規就農者は特に優先してフォローしてくれます。

Q) お父様からライチ栽培を引き継いだきっかけは?売上はどのくらいですか?
A) 冷凍に比べて格段に美味しく、衝撃を受けたからです。「どげんかせんといかん」と思った。成功も失敗も考えず、ただ始めました。年商は順調に伸びている。現在は3反で栽培中です。

Q) 今回のイベントの目的は何ですか?PRや販路開拓ですか?
A) 本日のイベントで、本物のライチを知って頂きたい。まずはインパクトを与えたい。PRやら販路もその後で進めたい。
現在のライチのビジネスは流通がネックです。そもそも国産ライチ自体が知られていないので営業戦略がはまらない。欲しい方に流通していかない。いまは農協頼みです。新しい流通ルートを築くのが直近のこゆ財団のミッションです。
また、知名度もそうですが、生産量を拡大しようにも、農家への株分けが進まない実態があります。ライチの株はネット販売で購入できるサイトがいくつかあるようですが、通常ルートでは売られておりません。宮崎県も新規就農者を優先して分けているようです。
マンゴーに代わるものを探そうということで、10年も前から宮崎県主導でライチ栽培の技術研究は進めており、難しかった栽培は、現在では技術の進化で対応できるようになってきています。
繰り返しになりますが、残る課題は流通です。

【試食】
皆さまお楽しみの試食時間。市場流通価格1玉1080円の大玉の生ライチが登場です。
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早速食べたいところですが、こゆ財団のモデレータ高橋さんからストップがかかります。
果汁が飛ぶので、まず剥き方を教えるとのこと。
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剥きたてのライチは瑞々しくて、水風船のように膨らんでいます。果肉も分厚く食べ応え十分。一口食べて顔を見合わせ、頷く参加者の皆さま。本当に美味しいという声があちこちから聞こえます。

【グループワーク・意見交換】
テーブルごとに意見交換・発表を実施。
ライチには葉酸が多いとのことなので妊婦にもいいのではないか、といった消費者目線からの森さんへのアドバイスなどもあり、活況となりました。
終了後、来場者と名刺交換を実施。記念撮影を致しました。
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以上

知名度向上・PR・流通・生産量の拡大と、解決すべき課題はたくさんありますが、新富町の素晴らしい国産ライチ、全国で食べられるようになってほしいものです。地域ビジネスに挑むこゆ財団の皆さまを是非、応援して頂ければ幸いです。

本件ご興味おありの方は、毎月開催予定のイベントへご参加頂き、取扱い窓口のこゆ財団に直接お問い合わせください。

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